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クラレットの時が満ちた

A 3 pack of Claret bottles with a males hand lifting the far right bottle out of the box
(上記写真: 2014年のマシューズのクラレット)

2014年クラレット:新しいヴィンテージ、新しいワイナリー、新しいラベル

2013年のマシューズ·クラレットは最近、Wine Spectatorの世界トップ100ワインという権威あるランキングで27位に選ばれたことで国際的に高い評価を受けています。

私たちはこの賞は品質のキャップストーンであり、クラレットの歴史の新しい章への出発点であると考えています。 受賞を機に、このクラレットを製造したここ1年のことを振り返り随分と変わったことを改めて感じていました。 そして、現在は未来へと繋がっているのを実感しました。 今から、これまでとこれからのクラレットの物語を綴りたいと思います。

Collage: Green vineyard row, concrete tank and egg, barrels,  Matthews tasting room, stainless steel tanks
(マシューズのロイヤル・スロープのぶどう畑、2007年に撮られたウッデンビルの狭いワイン工場)

一歩前へ...

マシューズでは毎年「リザーブ(高品質)」のワイン作りに焦点を置き、製造してきました。 その結果、ありがたいことにアメリカ国内では賞を受賞したり、好評をいただいてきました。 これを受けて、私たちはリザーブワインの本数をさらに増やす挑戦をしたかったのですがそれにはさらにぶどうの量を確保する必要がありました。 なので早期熟成が可能な、レッドマウンテンロイヤルスロープホースヘブンヒルズ農場と新たに契約することにしました。

しかし、新たに入荷することになったぶどうは全てリザーブ品質には届かないものばかりで困り果てていました。
入荷してしまった以上廃棄するわけにもいかず試行錯誤の日々。
ある日、皮を剥かずに発酵したぶどうをプレスしてみるとフレッシュさがありながら非常に質の高いワインになると確信を持てるものでした。

これはとても美味しく仕上がってはいましたが、我々の掲げるリザーブワインとしてリリースするには遠く及ばないものでした。
たくさん製造してしまい解決策を探していたところ、答えはワインの聖地フランスにありました。

フランスのボルドーでは、セカンドラインとして別シリーズのワインをリリースするケースがよくあります。※1,2,3
(※参照リンク123

私たちは、このフランスの伝統に倣ってこの時余らせていたワインをクラレットと呼ぶことにしました。 ちなみにクラレットとは、ボルドーではワインという別名で親しまれています。 (「クラレット」という用語の歴史については、次のリンクを参考にしてください、参考123

これがマシューズ·クラレットの起源です。 元は、過剰製造されたセカンドラインのワインだったのです。

このように誕生したクラレットですが、飲みやすく、リーズナブル、そしてワシントン産であるというのも手伝って、マシューズファンの皆まさにすぐに愛されるワインとなりました。
シアトル内のレストランとワインショップも生まれたばかりのワインモデルとしてクラレットをすぐにお客様に紹介してくれるようになりました。
こうして、クラレットは人気商品となっていきました。

Collage: Looking down a vineyard row, holding a cluster of red grapes on the vine, a palm with a few red berries
(Our Claret-first vineyard rows of Cabernet Sauvignon on Red Mountain in Benton City, WA)

ブドウ園で(もう一度)スタート

2008年、私たちは世界的なワインを作ることに再びコミットしました。 どのようにクラレット次のレベルの品質に引き上げることができるか?といった内容を協議した結果、ブドウ園の供給源を改善しワイン製造施設をアップグレードするという答えに辿り着きました。

手始めに、ぶどう畑をクラレット専用に改善することです。
これは、2流のブドウでワインを作るのではなく、独自の特徴を持つぶどうを積極的に作っていくことを意味します。 
2008年、経済的ダメージにより私たちはワシントン州で最も有名なブドウ園の多くからぶどうを手に入れる機会を得ました。
これは賭けだったが、将来的には報われることを期待して投資しました。 
そしてついに2010年。
理想通りのクラレット専用のぶどうの収穫に成功し、我々の理想が形となったクラレットをリリースすることができました。

この頃から、評論家の方々もクラレットを注目し始め、ワインスコアは2009年に91ポイント、翌年2010年には92ポイント2011年90ポイント2012年92ポイント2013年93ポイントと少しずつスコアを伸ばしてきました。 
また、ファンの皆さんもにも人気の火がついてきました。
夕食のテーブルとしてクラレットが加わるようになったのです。
これは、ワインメーカーであるアリン・モレルの技術を証明するだけでなく、ブドウ園の管理者とそのチームの献身的な努力の証でもあります。

こうして全ての積み重ねが身を結び、冒頭でお話したように、ワインスペクタートップ100にランクインすることができました。
地道な努力を承認してもらえたようで本当に嬉しいです。
しかし、クラレットをさらに強化するために、もう一つ改善の余地がありました。
それはワイン製造施設です。

Collage: an employee on top of a concrete tank, view of the production floor from above, winemaker Aryn Morell tasting from barrels
(The conical concrete tanks where many of the Claret lots are fermented, the hand-sorting table with Pellenc de-stemmer, and Aryn barrel sampling wines during his evaluation process.)

2014年以降のクラレット

ぶどうの改善はできましたが、ワイン製造施設の設備が整っておらず、思った通りのワイン作りをするのは大変でした。 下記リンクでは2010年ウッディンビルでのワイン作りの様子です。 (動画はこちら123

ウッディンビルの施設は、とても狭い場所に無理やり必要機器を設置していたため非常に窮屈で動きがままなりませんでした。
これは、ポンプを清潔に保ち、整理整頓を保つのは非常に大変でしたが、手を抜くわけにもいかないためベストを尽くしていると余計な時間を消費せざる追えない状況でワインを作りは夜中に行わなければいけないほどでした。
これでは、どれだけ頑張っても限度がありせっかく開発したぶどうの良さを引き出すことは不可能だと判断しました。

これらを解決すべく、ワインメーカーのアリン・モレルがデザインした施設へ移動しました。
そして誕生したのが、2014年クラレットです。
上の写真は、設備、手作業で仕分け、発酵タンク、保管庫です。
差が歴然ですね。
これ以外にもワラワラの施設では、円錐形のタンク、ペレネック社のディ・ステマ、温度管理なども導入し、あらゆる点でグレードアップができました。

私たちは、ワシントンらしいワインを作ることに大きな誇りを持っていまし、そのワインがアメリカ全土で楽しんでいただけてることがとても嬉しいです。
アリンは、この新しいワイン製造施設と2014年のクラレットへの影響を以下のように考えています。

「クラレットは、コンクリート63%、ステンレス37%のタンクで発酵しました。 新品のフレンチオーク樽を45%使用し21ヶ月間熟成。
この新しい施設は、マシュースタイルの熟成ワインの製造ができる理想的な設備です。設備が整ったおかげで、よりぶどうのコントロールがしやすくなった為、マシューズのワイン全てがさらにいいものへと進化するだろう。 」

クラレットは伝統的なボルドーの品種とブレンドし製造されています。
54%カベルネ・ソーヴィニヨン、23%メルロー、13%カベルネ・フラン、6%マルベック、4%プチベルドー。
これらはすべて我々のトップのぶどう園より調達されています。
これに続いて、 2014年のクラレットのアリンのテイスティングノートも紹介いたします。

「赤と黒の新鮮な果物、紅茶とバニラビーンズの香りが鼻を通り抜けます。
グラスを回すと、ブラックベリー、赤と黒のカレント、熟したブラックベリーの茂みを連想させるフローラルノートが立ち込めます。
口あたり滑らかなタンニン、そして鮮やかな仕上がり。
ブラックベリー、スモモの皮、ダークチョコレート、乾燥ハーブが素敵な余韻をもたらします。」

2014年のクラレットは、1章の終わりであり、新たな章が始まることを示しています。 クラレットの歴史をチャートにしたものがこちらです。

ワインとしては短期間でかなり変化しました。 2014年にクラレットは一新しましたが、変わったのは中身だけではありません。 11年ぶりラベルデザインもリニューアルしました。

Collage of multiple vintages of Claret bottles
(The evolution of the Claret label)

新しいクラレットのラベルは今のマシューズを映す鏡のようなもの

こうして今までのことを振り返ってきましたが、最も大事なのはこれからです。 私たちがこの先どのような決意で歩んでいこうとしているのか、それを表すためにもラベルのリニューアルは必須だと考えました。

Shore(シアトルのデザイン会社)には食べ物やいろんなワインを試していただき、実際にマシューズを感じてもらいながら打ち合わせを1年間重ねていきました。
その結果、マシューズを表す3つのキーワードに辿り着きました。
味への自信コスパの高さ親しみやすさです。
そうしてこの3つを表す、ラベルをデザインしてもらうことにしました。

新しいラベルは美しい仕上がりになりました。
セラーで見ても、ろうそくが灯されたテーブルでも、ワインショップの棚でも、目を惹くように仕上げてもらいました。
瓶の中に入ってるワインの味も見事に表現されています。
私たちはそれに感激しブランドをこのように導いてくれたショアのチームにとても感謝しています。

最後に、ファンの皆産がこの新しいヴィンテージワインをできるだけ簡単に手に入れる方法を準備したので紹介します。

Closeup of a Claret bottle on a dining table

クラレットの注文方法

クラレットは自分で注文できる方法がいくつかあります。

まず、マシューズワインクラブに加入していない方は、本日中に加入することをお勧めします。 
クラブの皆様に確実に購入いただけるよう、あらかじめ本数を確保しております。
これ以外にも多くの特典を準備しております。
ワインクラブのメンバーシップに加入いただけましたら、すべてのワインの割り当てを保証すると同時に、わたしたちへの応援へとつながります。
すべてのワインクラブの会員なら、定期便以外ワインでも送料無料でお届けいたします。
もちろんクラレットを注文していただいた際も送料無料です。

ワインクラブの会員ではなく、クラレットを注文したい方のためにもいくつかの方法をご用意しております。

  1. ウッディンビルのテイスティングルームで注文。 地元のチャリティーとともに静かな農園でワインをお楽しみいただけます。 ぜひ、テイスティングルーム+ファームに立ち寄ってください。 毎日12時~17時30分(Googleマップリンク)を開いています。
  2. オンラインストアでの注文します。 当店のオンラインショップでは、21歳以上の方でしたらどなたでもワインをご注文いただけます。 ご注文の準備が整いましたら、すぐにお届けします。 ※ワインクラブの会員様は、3本以上のご注文で陸便送料無料となります。
  3. 地元のワインショップにクラレットの外注を依頼する。 私たちはアメリカのトップクラスの流通会社と協力しています。 近くのワインショップでもしマシューズのワインの取り扱いがなくても、こちらのシートを店員さんにお渡しいただければお店から発注をかけてもらえます。 発注が入り次第こちらからお店にお送りしますので、到着までお待ちください。
  4. Amazonで注文。 ファンの皆さんが手軽に注文できるよう、Amazonでの販売も行っております。 すでにAmazonをご利用してる方も多いかと思いますので、手軽に購入いただけます。 カートにクラレットを追加するには、ここをクリックしてください。(※注意2参照)

(注意1:ワインの品質保護の為、すべての出荷は天候に依存します。 できるだけ早く出荷するようにしますが、お客様のワインを熱や冷害の危険にさらすことは致しません。)

(注意2:Amazonでは手数料を支払う必要があるため、公式ウェブストアよりクラレットの価格を少し高めに設定しております。 おすすめの購入方法は公式Webサイトおよび、テイスティングルームですが、Amazonが便利なのは一目瞭然なので料金が多少違ってもファンの皆様にとって便利だと思い、 導入してみました。)

この新しいヴンテージクラレット誕生を記念して、このワインを作るにあたりどれだけ大変だったかわかるプロセス動画を公開しました。 よければご覧ください。

最後に、ワイン作りチーム、試食室のスタッフ、そしてファンの皆さんに、心から感謝の言葉を述べたいと思います。 皆さんのことを考えながらワインを作るのがとても大好きです。 新しいヴィンテージクラレットは必ず気に入っていただける自信もあります。 よければこの幸福を分かち合うために、テイスティングルームにもお立ち寄りください。 その時は一緒に乾杯をしましょう。

Cheers,

マシューズ·ワイナリー

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