マシューズ史において最も重要なヴィンテージ
2013年9月10日(土)に2013年メルロー、2013年カベルネ·ソーヴィニョン、2013年リザーブをリリースしました。
そして内2本はワイナリー史上最高得点をもらうことができました。
(カベルネ·ソーヴィニョン94ポイント、リザーブ95ポイント(どちらもロバート·パーカーのスコア))
これらのワインをぜひウッディンビルのテイスティングルームでお試しください。
平日は正午から午後9時まで、週末は正午から午後6時まで開いています。
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各ワインの詳細については、以下をご覧ください。
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マシューズ・メルロー
蒸し暑い、スモーキー、クラシック。
フィロソフィー
ライトバンクブレンドにインスパイアされたマシューズ・メルローは、魅力的で、ベルベットのようで、個性が満載です。 メルローがリードし、カベルネ・フランは残りの小さな隙間を埋めるように続きます。 これは考察を楽しむことができるワインです。 深く、複雑で、味わいがしっかりと口の中に残ります。 使用しているカベルネ・フランはカベルネ・ソーヴィニョンがメインで使用されいてるワインよりは優しい味わいに仕上がっています。 マシューズらしいパワーと濃厚さが特徴。 通常のニューワールドブレンドより繊細なニュアンスも残しています。 ボルドーでは、メルローをメインに使用したライトバンクブレンドのニュアンスが崇拝されています。 ワシントン・メルローはカリフォルニア産のものよりフランスの伝統と多くの類似点があります。 が、決してボルドーやポメロールを真似しようとしているわけではありません。 むしろ敬意を持ちつつも、今はイメージの悪いニューワールドのぶどうの可能性を信じて高みを目指していきたいのです。 これは世界的に見ても最も古典的なブレンドスタイルの1つであるでしょう。 各品種は、他の品種に欠けているものを補い合っており、非常にバランスのとれた複雑で親しみやすいワインに仕上がっています。
フレーバ
スモーキーな青と黒の果物(梅、ブラックベリー、ブルーベリー)を樹脂のようなアンダートーンで挨拶をしてくれます。 私たちはメルローのよりダークな一面を引き出し、カベルネ·フランの黒鉛、チョコレート、緑の香りのタッチによってバランスを取るのが大好きです。 このワインはタンニンを控えめで、シルクのような口溶けです。 非常に飲みやすい為、虜となるでしょう。 リリース後すぐに飲めるワインになるよう作りましたが、少なくとも12年間は今の最高のコンディションを保つことができ、20年以上美しい味わいを楽しめるワインとなっています。
ペアリング
メルローはカベルネ・ソーヴィニヨンよりもタンニンのプレゼンテーションが控えめなので、食品ペアリングにおいてより繊細で汎用性が高いことを意味します。 まるでパーティーで物静かだった人が唯一発した一言が最高に面白かった時と同じようなインパクトを持ったワインとなっています。 鶏肉、豚肉、鴨と一緒に食べてみてください。 繊細な牛肉と濃厚なソースには、カベルネ·ソーヴィニヨンよりもフレンドリーな仲間となってくれるでしょう。 キノコやクセのあるチーズにもぴったりです。 野菜中心のメインコースならこの赤ワインがピッタリ合います。 マグロやサーモンがメインの場合はピノ・ノワールよりもしっくりくるでしょう。
ブドウ園で
このワインはブドウ園での作業が重要な鍵を握っています。 しっかりとした余韻、滑らかな口当たり、そして洗練されているが存在感のあるタンニンを感じられるぶどうを作るために、房の数をできる限り減らし、葉っぱもしっかり切っていきます。 私たちは主にレッドマウンテンとロイヤルスロープのぶどうを採用。 いくつかのカベルネ・フランはコロンビア·バレーの南西端から調達しています。 私たちは、メルローのより暗くスモーキーな味わいを高めながら、カベルネ・フランの持っている草っぽさを出来る限り抑えて作っています。
ワイナリーで
ブドウの茎を丁寧に取り除き、選別した後はコンクリート素材を主に使用し発酵を行います。 素材の特性上、低温で管理することが可能なため長期発酵を実現。 これにより私たちが好む複雑さを加えることができます。 ロットはバレルエイジングを終えてからブレンド。 ブレンドプロセスはブラインドとバレルの間で行われ、味わいと同じくらい香りを移すことも重視しています。 ブレンドしたワインは約10か月熟成期間に入ります。 このワインは完成した時点で複雑さを兼ね備えているので考察を楽しメルようにできていますが、難しいことは考えずにこのおいしさを存分に楽しむのもいいでしょう。
マシューズ·カベルネ·ソーヴィニヨン
洗練され、派手で、ダイナマイトな飲み口。
フィロソフィー
マシューズカベルネソーヴィニヨンは、ワシントン生まれのボルドーとメドックの古典的なレフトバンクにインスパイアを得ています。 最適なブレンドプロセスにより、華やかさとしっかりとした味わいに仕上がっています。 まるで、完璧に着こなしたタキシード姿で、ネクタイを緩めて袖をまくり上げてダンスフロアに身を投げ入れることを恐れない、そんなワインだ。 カベルネ・ソーヴィニヨンがリードし、カベルネ・フランとメルローで隙間を埋めてくれるため、粗いエッジが滑らかになっています。 美しく爆発的な香りがワインを注ぐ前に香るでしょう。 その豊かさは濃密で活気に満ち溢れており、口当たりで感じることができます。 タンニンが程よいので、楽しくて飲みやすいだろう。ボルドースタイルのブレンドはテロワールによって味が深まると言われていますが、私たちのブレンドも例外ではありません。 カベルネはワシントンと親和性が高く、生育環境に優れています。 乾燥した気候、大きな気温の変動、陽の長い季節によってインパクトある熟した実を作ることができるのです。 フランスのブレンドに期待できるバランスに加えて、複雑さ、新鮮さがより多く仕上がっています。 特にマシューズ·カベルネ・ソーヴィニヨンは、強烈なスパイス、シルクような質感、優れたトランジションが特徴です。
フレーバ
これはダイナミックで豪華なワイン。 深いルビー色。 たくさんの熟したブラックフルーツ-カシス、チェリー、カラント、プラムの皮。 鼻と唇の両方でタバコ、トリュフ、スギなどが入っているのを感じることができます。 これらによってしっかりとした味わいに仕上がっています。 マシューズ·メルローとは対照的に、カベルネ·ソーヴィニヨンはパワフルで派手ですが、親しみやすく飲みやすい非常に落ち着いたワインでもあります。 このワインは約5年後に最盛期を迎えますが、12年から14年後までの間は若々しい姿であり続けるでしょう。
ペアリング
カベルネ・ソーヴィニヨンは全体的にふっくらとしており、タンニンと酸が多く含まれているのでセラリングに最適です。 ステーキ、ラム、などの肉料理に合わせるのが定番です。 しかし、ブロッコリーラベやエスカロールのような苦味のある野菜と一緒に食べるのもいいでしょう。 また、複雑なワインであるということは、シンプルな料理を引き立たせる最高のワインということでもあります。 キノコ、スモーク、ローストトマトなどの個性的なものと一緒だと、より味を深めてくれます。 主役のように前へでてくることはありませんが、間違いなく縁の下の力持ちとして満足感を提供してくれます。
ブドウ園で
私たちはこのワインの生産本数目標を設定していないので、ブドウ園での収穫量とベリーの大きさを厳選しやすかったです。 毎年どのように管理されているかについて、細心の注意を払っています。 今後の目標は、ワシントン産のカベルネ・ソーヴィニヨンらしい飲みやすさと濃厚な味わいを両立させることです。
ワイナリーで
このワインは味わいを追求するためにワイナリーで、とても丁寧に作られています。 ワシントンらしい力強く優雅な味わいに育ったボルドー品種のぶどうたちは、枝とその他のものを完全に取り除くため2度に渡り分別を行います。このように丁寧に作業をおこなったぶどうは、澄んだワインを作ることができます。 発酵はコンクリートとステンレス容器を2種類使用しています。 主に使用してるのはコンクリート製のものです。 理由は、深さと細やかなディティール、熟成さと滑らかさのバランスを加えることができるからです。 このワインのためにカスタム設計された樽で20か月から22か月熟成。 それから1年ほど樽に戻す前にミックスし、再度品評会を行ってから瓶詰めされます。 このプロセスを経ることで完璧なカベルネ・ソーヴィニヨンをメインとしたブレンドを作ることが可能になります。
マシューズ・リザーブ
複雑で、成熟して、抑制されて、例外的です。
フィロソフィー
マシューズ・リザーブは、私たちが非常に具体的なスタイルと哲学を考え、それを忠実に具現化できる最高のブレンドです。 これはカベルネソーヴィニヨンをメインとしたボルドー風のワインです。 果物が多く、熟成度が高く、食感が豊富ですが、自制心が強いです。 味わい深さ、タンニン、そしてヨーロッパの伝統と、人気のカリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨンに引けをとらない旨味が入っています。 2010年にリザーブをもう一度販売すると決めた際の私たちの目標は最もバランスがとれていて、最高に複雑だがシームレスに統合されたワインを作ることでした。 現在マシューズのクラレットはコスパが非常に良く、毎日飲めるワインとして広く認知されています。 一方、特別な日のためのちょっと贅沢なワインとしてリザーブを作ることにしました。 マシューズ初の高級ワインです。 この目新しいワインは早速皆様のご家庭へ迎えていただくことができとても嬉しいです。 私たち同様、飲んでいただいた方には気に入っていただけてると思います。これは制限を設けず作られたワインです。 どのブロックから調達されるか、新しいオークをどれだけ入手するか、カベルネ·ソーヴィニヨン/メルロー/カベルネ·フランを何パーセント使用するか? さらには毎年どれだけ生産するかについても制限はありません。 ボルドーの伝統は、それぞれの品種の長所を引き出し、調和のとれた表現でインスピレーションを結合させています。 しかし、ここはボルドーではありません。 ワシントンならではのワインとしての期待を背負っています。このように私たちの追い求めるものを表現するため制限を設けていませんが唯一、品質に対する非常に高い制限と、私たち自身が最も好んで飲むワインをつくり上げるということだけはしっかりと決めています。
フレーバー
このリザーブのフレーバープロファイルは複雑で、熟しており、バランスが取れています。 熟した果実の豊かで香ばしい音色が調和しています。 飲んで楽しい、複雑すぎないよう作りました。 クラレットがよりもっと強烈で、もっとディテールが感じられ、少し柔らかく細かいタンニンに仕上がっているので、クラレットファンの方は満足感を得られること間違いなしです。 ビングチェリー、クロスグリ、スモモ、バニラ、ダークベリーに、カシス、タバコ、葉の多いハーブ、春の花、甘草、チョークボードダストが味わえます。 発売と同時に飲めますが、何十年もかけて熟成させることで、複雑さで旨味と優雅になることは間違いありません。 いますぐ楽しみつつも、少し残して熟成してみてください。 待つだけの価値はきっとあります。
ペアリング
このワインは記念日、昇進祝い、デートの夜、卒業式、あらゆる特別な日の食事によく合います。 記憶に残りやすく、複雑さもありますが飲みやすく仕上がっています。 料理では、リブアイステーキやコッコーヴァン、アヒル、ラム煮込み、リッチなカスレと相性ばっちり。 しかし、ステーキや初もののアラスカ産サーモンを裏庭で完璧に焼き上げたような、素材が活きたシンプルな料理を数人の親しい友人と囲む時にもぴったりです。
ブドウ園で
ワシントン州内にあるマシューズの契約農園の中から最も良いジュースの出るぶどうを採用しています。 これにより世界的に通用するワインを製造することが可能となっています。
ワイナリーで
リザーブを作るためのプロセスは他のワインと似ていますが、ベストを尽くしました。 ブレンドは厳選した、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフランのみを利用。 濃度をあげ、複雑さを取り除くため、低温で長めに発酵しています。 これはクラレットの発行期間と比べても若干長いです。 目指している味に近づけるため、熟成期間は19ヶ月から21ヶ月。